毎日一つずつ楽しいことを見つけて幸せに暮らす実験・・・のはずが現在K-POP+韓国ドラマ偏重中
by solcov
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渋谷系ってどんなんだっけ?(3) ~予定を変更して更に追憶編~
「韓国ドラマ通信」の原稿を書いていたりしてブログがすっかりお留守になっていたが、その間に追憶がとめどなく溢れてしまったので、もう一回追憶編を書くことにした(笑)。
日本人から見ても今ひとつ輪郭のはっきりしない「渋谷系」という音楽、当然海の向こうから見れば更に輪郭はぼやける訳である。どうも韓国で「シブヤケイ」という言葉が使われる様子を見ていると、僕と同程度に曖昧模糊とした認識に基づいて使われているような感じだ。
70年代の日本にあった「今日からもう貧乏じゃないんだぜ」的美意識というか、プチ成金根性というか、足場の脆さに敢えて目をつむって豊かさの幻想に身を任せてしまったような、浮き草稼業的な気分に支えられた音楽のことを十把一絡げにそう呼んでいるだけなのだ(多分)。
そもそも僕にとっての「渋谷系」最大の謎は、その全盛期とされる時期に渋谷を主な遊び場にしていた僕が聞いて、ちっとも当時の渋谷の雰囲気を感じない点にあった。
当時の渋谷は今以上にゴミゴミしていて、生活臭と人情味に溢れた街だった。道玄坂をちょっと脇に入れば百軒店のちょっと怪しくて下町っぽいエリアがあるし(もう亡くなってしまったが、老舗のカレー店「ムルギー」のお爺ちゃんはいい人だった)、そこを通り抜けると円山町のラブホ街だ。
センター街を抜けて宇田川町の渋谷ビデオスタジオの裏手に入ると、昭和30年代の香りを漂わせた通りがあって、今にも崩落しそうな八百屋さんとか、昔ながらの「スーパーマーケット」とかが軒を並べていた。
パルコと東急がいくら頑張ってみても、ちょっと裏に回れば「お洒落」などという言葉とは無縁な全く別の渋谷があったのである。
「渋谷系」は本来「HMV渋谷店系」と呼ばれるべきものだった訳だが、それが「渋谷系」と省略された時点で、現実の渋谷とは違う「渋谷」が誕生したのだろうと思う。そして、韓国から見た「渋谷」は更に違うものに化けている。
韓国の若者たちが「シブヤ」という言葉をどういう風に聞くのかはわからないが、少なくともソテジが出ようがDJ DOCが出ようが、「歌謡曲」の枠からいつまで経っても出てこない韓国の音楽に飽き足らない音楽バカにとって何らかの夢を与える言葉になっていてくれたらいいと思う。
*写真は最近お気に入りのGarina Project。
日本人から見ても今ひとつ輪郭のはっきりしない「渋谷系」という音楽、当然海の向こうから見れば更に輪郭はぼやける訳である。どうも韓国で「シブヤケイ」という言葉が使われる様子を見ていると、僕と同程度に曖昧模糊とした認識に基づいて使われているような感じだ。
70年代の日本にあった「今日からもう貧乏じゃないんだぜ」的美意識というか、プチ成金根性というか、足場の脆さに敢えて目をつむって豊かさの幻想に身を任せてしまったような、浮き草稼業的な気分に支えられた音楽のことを十把一絡げにそう呼んでいるだけなのだ(多分)。
そもそも僕にとっての「渋谷系」最大の謎は、その全盛期とされる時期に渋谷を主な遊び場にしていた僕が聞いて、ちっとも当時の渋谷の雰囲気を感じない点にあった。
当時の渋谷は今以上にゴミゴミしていて、生活臭と人情味に溢れた街だった。道玄坂をちょっと脇に入れば百軒店のちょっと怪しくて下町っぽいエリアがあるし(もう亡くなってしまったが、老舗のカレー店「ムルギー」のお爺ちゃんはいい人だった)、そこを通り抜けると円山町のラブホ街だ。
センター街を抜けて宇田川町の渋谷ビデオスタジオの裏手に入ると、昭和30年代の香りを漂わせた通りがあって、今にも崩落しそうな八百屋さんとか、昔ながらの「スーパーマーケット」とかが軒を並べていた。
パルコと東急がいくら頑張ってみても、ちょっと裏に回れば「お洒落」などという言葉とは無縁な全く別の渋谷があったのである。
「渋谷系」は本来「HMV渋谷店系」と呼ばれるべきものだった訳だが、それが「渋谷系」と省略された時点で、現実の渋谷とは違う「渋谷」が誕生したのだろうと思う。そして、韓国から見た「渋谷」は更に違うものに化けている。
韓国の若者たちが「シブヤ」という言葉をどういう風に聞くのかはわからないが、少なくともソテジが出ようがDJ DOCが出ようが、「歌謡曲」の枠からいつまで経っても出てこない韓国の音楽に飽き足らない音楽バカにとって何らかの夢を与える言葉になっていてくれたらいいと思う。
*写真は最近お気に入りのGarina Project。
by solcov
| 2007-09-26 02:35
| 音楽(その他)