毎日一つずつ楽しいことを見つけて幸せに暮らす実験・・・のはずが現在K-POP+韓国ドラマ偏重中
by solcov
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橋本一子 "BEAUTY"
橋本一子(いちこ)が1985年にリリースした"BEAUTY"がリマスターされて再発になった。
もう20年以上も昔のアルバムだ。
YMOのワールドツアーに参加したということで彼女の名前を記憶している人もいると思うが、さほど熱心なYMOファンでも無かった僕はそのことをかなり後になってから知った。
単にやたらと美人でかっこいいキーボーディストだからという、割と不純な動機から彼女のアルバム(アナログ盤!)を買い、一発でファンになってしまった。
今回CD再発を期に久しぶりに聞き直してみたのだが、隅から隅まで85年だ。
85年というのは、ブラコン・フュージョンのブームが一段落して、バブリーな音楽が巷に溢れかえる前のほんの数年間、「商業ロック」が花盛りの時期だった。
フォリナーだとか、R.E.Oスピードワゴンだとか、ジェファーソン・エアプレイン改めジェファーソン・スターシップ改めスターシップだとか、定番のコード進行と定番のリズムに定番のアレンジを加えてやたらと大げさに歌う、控えめに言っても刺激に乏しいはっきり言えばどうでもいい曲だらけ。果ては"We Are The World"なんていう思い出しただけでも吐き気を催す拝金主義的チャリティー音楽まで生まれてしまった(ある意味、一足遅くブラコンブームの終焉を告げる曲でもあったのだが)。
要は世界中で「商業音楽」というものが煮詰まりかけていたのだ。
そういうどん詰まり状況を打破すべく、主にアメリカ以外の国のミュージシャンたちは次々と新しい音を試し始めていた(過去、アメリカの音楽業界が自力で閉塞状況から脱出したことはない。煮詰まったら他の国の音を真似して食いつなぐのである。それが結果的にアメリカの音楽の多様性を生む土壌を作ったとも言える)。
この"BEAUTY"というアルバムも、橋本一子の多様な試みを収めた一枚だ。
彼女は本来ジャズ畑の人なのだが、一曲目の"I LOVE YOUR MUSIC"はファンク・ロック風だし、"KITSUNE"はYMOが取り上げたマーティン・デニーが復活して逆にテクノをやったみたいな趣だ。
このアルバムが作られた頃、彼女の他にも新しいポップミュージックを作ろうとしていたミュージシャンは何人もいた。そして、数多くの実験の成果が80年代末~90年代初頭のカンブリア期的な音楽の大爆発に繋がったのだと思う。
近年、オンライン販売だとか違法コピー防止だとか、音楽の売り方ばかりが話題になっているが、そろそろ作り方の方も真剣に考えないと本格的な高齢化時代に向けてジリ貧になって行くばかりだと思う。
とりあえず僕のような中年男が最近のヒット曲を聞いて「うわ、古くさっ」とか思ってしまうような状況は一日も早く脱却して欲しいもんである。
もう20年以上も昔のアルバムだ。
YMOのワールドツアーに参加したということで彼女の名前を記憶している人もいると思うが、さほど熱心なYMOファンでも無かった僕はそのことをかなり後になってから知った。
単にやたらと美人でかっこいいキーボーディストだからという、割と不純な動機から彼女のアルバム(アナログ盤!)を買い、一発でファンになってしまった。
今回CD再発を期に久しぶりに聞き直してみたのだが、隅から隅まで85年だ。
85年というのは、ブラコン・フュージョンのブームが一段落して、バブリーな音楽が巷に溢れかえる前のほんの数年間、「商業ロック」が花盛りの時期だった。
フォリナーだとか、R.E.Oスピードワゴンだとか、ジェファーソン・エアプレイン改めジェファーソン・スターシップ改めスターシップだとか、定番のコード進行と定番のリズムに定番のアレンジを加えてやたらと大げさに歌う、控えめに言っても刺激に乏しいはっきり言えばどうでもいい曲だらけ。果ては"We Are The World"なんていう思い出しただけでも吐き気を催す拝金主義的チャリティー音楽まで生まれてしまった(ある意味、一足遅くブラコンブームの終焉を告げる曲でもあったのだが)。
要は世界中で「商業音楽」というものが煮詰まりかけていたのだ。
そういうどん詰まり状況を打破すべく、主にアメリカ以外の国のミュージシャンたちは次々と新しい音を試し始めていた(過去、アメリカの音楽業界が自力で閉塞状況から脱出したことはない。煮詰まったら他の国の音を真似して食いつなぐのである。それが結果的にアメリカの音楽の多様性を生む土壌を作ったとも言える)。
この"BEAUTY"というアルバムも、橋本一子の多様な試みを収めた一枚だ。
彼女は本来ジャズ畑の人なのだが、一曲目の"I LOVE YOUR MUSIC"はファンク・ロック風だし、"KITSUNE"はYMOが取り上げたマーティン・デニーが復活して逆にテクノをやったみたいな趣だ。
このアルバムが作られた頃、彼女の他にも新しいポップミュージックを作ろうとしていたミュージシャンは何人もいた。そして、数多くの実験の成果が80年代末~90年代初頭のカンブリア期的な音楽の大爆発に繋がったのだと思う。
近年、オンライン販売だとか違法コピー防止だとか、音楽の売り方ばかりが話題になっているが、そろそろ作り方の方も真剣に考えないと本格的な高齢化時代に向けてジリ貧になって行くばかりだと思う。
とりあえず僕のような中年男が最近のヒット曲を聞いて「うわ、古くさっ」とか思ってしまうような状況は一日も早く脱却して欲しいもんである。
by solcov
| 2007-07-07 20:50
| 音楽(その他)