毎日一つずつ楽しいことを見つけて幸せに暮らす実験・・・のはずが現在K-POP+韓国ドラマ偏重中
by solcov
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ペ・ヨンジュンバッシング
そのうち始まるだろうとは思っていたが、夕刊紙や週刊誌でぼちぼち始まったようだ。
そろそろ「ファンの盛り上がりが凄い」という記事だけでは読んでもらえないところまでブームが長期化しているし、当のペ・ヨンジュンは「言ってもいない内容を書かれるので日本の雑誌のインタビューには基本的に応じない」という姿勢らしいから、バッシング記事くらいしか書くネタがなくなってしまったということのようだ。
これらの記事中身は、よくある「もてない中年男のやっかみ心をくすぐる」パターンの取るに足らない記事だが、中には凄いのがある。
これだ。
書き出しがいきなりこうである。
「冬のソナタ」のブームで依然、大ブレーク中の「ヨン様」ことペ・ヨンジュン(31)。やさ男でたしかに格好いいが、公にできない“弱み”も多い。ハマっている奥方に教えてやろう。
多少なりとも韓国の事情を知っている人間なら噴飯ものの内容である(ここに出てくる「事情通」って本当に「事情通」なのか?)。事情を知らなくても普通にものを考えられる人間ならバッシングするつもりでバッシングできていないことに気づくだろう。
まあ、夕刊紙の芸能欄を読んでいるような男は概ね情けないものであるが、ここまで情けなくていいのだろうか。プライドはないのか。ていうか、記事を書く側が読者層をこんなに卑しいレベルに想定していることに腹は立たないのか。
・・・立たないんだろうなあ、多分。
これを真に受けて「奥方に教えてやる」ダメオヤジがどれくらいいるかは不明だが、そんなものを読んで奥さんと喧嘩してる暇があったら何か趣味でも見つけろよ、と思うのは僕だけであろうか。
日本におけるやや歪な「韓流」は、日本の芸能界のマーケティング戦略のまずさに起因している部分があると思っている。
ペ・ヨンジュンのみならず、「韓流」スターのファンは比較的年齢層が高い。特に30代後半~40代が多いようだ。
この辺の年齢層は、10代~20代の頃に空前のアイドルブームを経験した世代だ。そして、年齢を重ねるにつれ、自分たちが感情移入できるスターを失っていた世代でもある。
僕もその世代なのだが、今の日本の芸能人はレベルが低すぎる。大人の鑑賞に堪えるスターがいない。
このことは音楽に関しても言える。韓国には大人が聴いても子供が聴いてもそれなりに楽しめる曲がたくさんあるが、日本にはほとんどない(注)。
つまり、日本の芸能界は、金を投じてくれそうな世代に対して、ほとんど商品を提供して来なかった訳だ。どんどん少子化が進んでいるというのに何も対策を講じず、あまつさえ「子供たちがCDを買ってくれないのは違法コピーのせいだ」などと暢気なことを言っているようでは先は暗い。
韓国の市場は日本よりも小さい。
そのため、韓国の企業は海外進出を絶えず指向してきたという。
今では「韓流」を外貨獲得の武器とすべく、政府も映画製作やアニメ製作の支援体制を作ろうとしている。
契約関係のいい加減さとか、詐欺が横行する業界体質とか、韓国芸能界には日本とは別の問題があるのも確かだが、現実に彼らは中国・香港・台湾・マレーシア・タイといった国々に確固たる市場を築きつつある。
日本もいい加減頑是無い子供を騙して売る商売からは脱却して欲しいものだ。
前出のゲンダイネットにしても、すぐ隣の国で着々と海外進出が進められているというのに、もう少し前向きな仕事をしようという気にはならないのだろうか。せめてきちんとウラを取るくらいのことはできないのか。
こんなことだから、日本には芸能「ジャーナリズム」が育たないのだろうと思う。
(注)韓国でも中高年がCDを買わないという現象は起こっているので、必ずしも大人のための音楽がふんだんにあるという訳ではない。あくまでも日本ほどには悲惨ではないということである。
そろそろ「ファンの盛り上がりが凄い」という記事だけでは読んでもらえないところまでブームが長期化しているし、当のペ・ヨンジュンは「言ってもいない内容を書かれるので日本の雑誌のインタビューには基本的に応じない」という姿勢らしいから、バッシング記事くらいしか書くネタがなくなってしまったということのようだ。
これらの記事中身は、よくある「もてない中年男のやっかみ心をくすぐる」パターンの取るに足らない記事だが、中には凄いのがある。
これだ。
書き出しがいきなりこうである。
「冬のソナタ」のブームで依然、大ブレーク中の「ヨン様」ことペ・ヨンジュン(31)。やさ男でたしかに格好いいが、公にできない“弱み”も多い。ハマっている奥方に教えてやろう。
多少なりとも韓国の事情を知っている人間なら噴飯ものの内容である(ここに出てくる「事情通」って本当に「事情通」なのか?)。事情を知らなくても普通にものを考えられる人間ならバッシングするつもりでバッシングできていないことに気づくだろう。
まあ、夕刊紙の芸能欄を読んでいるような男は概ね情けないものであるが、ここまで情けなくていいのだろうか。プライドはないのか。ていうか、記事を書く側が読者層をこんなに卑しいレベルに想定していることに腹は立たないのか。
・・・立たないんだろうなあ、多分。
これを真に受けて「奥方に教えてやる」ダメオヤジがどれくらいいるかは不明だが、そんなものを読んで奥さんと喧嘩してる暇があったら何か趣味でも見つけろよ、と思うのは僕だけであろうか。
日本におけるやや歪な「韓流」は、日本の芸能界のマーケティング戦略のまずさに起因している部分があると思っている。
ペ・ヨンジュンのみならず、「韓流」スターのファンは比較的年齢層が高い。特に30代後半~40代が多いようだ。
この辺の年齢層は、10代~20代の頃に空前のアイドルブームを経験した世代だ。そして、年齢を重ねるにつれ、自分たちが感情移入できるスターを失っていた世代でもある。
僕もその世代なのだが、今の日本の芸能人はレベルが低すぎる。大人の鑑賞に堪えるスターがいない。
このことは音楽に関しても言える。韓国には大人が聴いても子供が聴いてもそれなりに楽しめる曲がたくさんあるが、日本にはほとんどない(注)。
つまり、日本の芸能界は、金を投じてくれそうな世代に対して、ほとんど商品を提供して来なかった訳だ。どんどん少子化が進んでいるというのに何も対策を講じず、あまつさえ「子供たちがCDを買ってくれないのは違法コピーのせいだ」などと暢気なことを言っているようでは先は暗い。
韓国の市場は日本よりも小さい。
そのため、韓国の企業は海外進出を絶えず指向してきたという。
今では「韓流」を外貨獲得の武器とすべく、政府も映画製作やアニメ製作の支援体制を作ろうとしている。
契約関係のいい加減さとか、詐欺が横行する業界体質とか、韓国芸能界には日本とは別の問題があるのも確かだが、現実に彼らは中国・香港・台湾・マレーシア・タイといった国々に確固たる市場を築きつつある。
日本もいい加減頑是無い子供を騙して売る商売からは脱却して欲しいものだ。
前出のゲンダイネットにしても、すぐ隣の国で着々と海外進出が進められているというのに、もう少し前向きな仕事をしようという気にはならないのだろうか。せめてきちんとウラを取るくらいのことはできないのか。
こんなことだから、日本には芸能「ジャーナリズム」が育たないのだろうと思う。
(注)韓国でも中高年がCDを買わないという現象は起こっているので、必ずしも大人のための音楽がふんだんにあるという訳ではない。あくまでも日本ほどには悲惨ではないということである。
by solcov
| 2004-06-13 14:02
| 韓国ドラマ