毎日一つずつ楽しいことを見つけて幸せに暮らす実験・・・のはずが現在K-POP+韓国ドラマ偏重中
by solcov
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スターウォーズの終焉
10代の頃からずっと見てきたスターウォーズがついに完結した。
世間的には完結してから随分経っているが、僕のスターウォーズはついこの間完結したのである。
しかし。
何なんだこれは。
確かにCGは凄い。でもびっくりしない。
昔、SFXという言葉が物珍しかった時代、観客はまず「これ、一体どうやって撮ったんだ?」と驚くのが常だった。その後になって特番やら雑誌やらで、智恵と工夫とテクノロジーの粋を集めて想像を絶する映像が作られる過程が紹介されていたものだ。
そんな驚きは今時感じない。「CGだもん。何だってできるよ」とまず思ってしまうのだ。実際はCGだからといってそうそう何でもできる訳ではないのだが、そんな事情は観客にはわからないので、勢いCGは「魔法の杖」になってしまう。
つまり、今やビジュアルエフェクトそのものは映画の売り物にならないということだ。
ビジュアルエフェクトまで含めた画像の美しさと、ストーリー。そして会話。それが映画の価値を決める。
つまりは、技術の進歩とともにビジュアルエフェクトの相対的価値は低下し、映画の評価基準は昔ながらのごくごく平凡なものに戻ってしまったのだ。
そういう観点から見ると、このエピソード3は悲惨である。
はっきり言って見るに堪えない。
戦闘シーンは嫌というほど繰り返されるが、凝りすぎた結果情報量が増えすぎて、却って印象に残らないシーンがいくつもある。一度に大勢が喋ってしまうと、誰の話も聞けなくなるのと同じだ。
それとは逆にストーリーは至ってシンプルである。だが、このエピソード3の場合、ストーリーの帰着点が最初から観客にはわかってしまっている訳だ。
アナキン・スカイウォーカーはダース・ベイダーになるが、心のどこかにまだ善なるものを残している。
ダース・ベイダーは溶岩に焼かれて全身に火傷を負い、あのスーツとマスクを常に身につけなければならなくなった。
彼の双子の子供たちは別々の場所で育てられることになる。
クローン軍は皇帝の手先になる。
ヨーダは辺境の惑星に隠遁してしまう。
ジェダイはオビ・ワンとヨーダを残して全滅する。
ざっと考えても、見る前からこれだけのことは知っているのだ。
作り手にとって圧倒的に不利なこの条件下で、面白いストーリーを作るのは容易ではない。多分、相当天才的な脚本家でも意外性があってスリルのあるストーリーは作れないだろう。
となれば、後はどこまで掘り下げられるかということになるのだが、掘り下げができるほどにはストーリーそのものに時間が割かれていない。
ぷりょりょりょりょりょりょ、とか、ぶいーん、ぶいーん、とか、ばしょふしょしょりょしょしょ、とかそういう音のするシーンがたくさんあるので、とてもそんなことをしている暇はないのである。
どうも、全体的に言わずもがなの話を、やらずもがなのエフェクト満載で作ってしまった、蛇足超大作のような気がしてならない。多分、それは過去の三部作を手直しして、しかも新三部作との帳尻を合わせるために『ジェダイの帰還』のラストで現れるアナキンの幻影を差し替えた、極めて美しくない行為と繋がっているのだろう。
・・・まあ、ハリウッドなんてこんなもん、といえばそこまでなんすけどね。
世間的には完結してから随分経っているが、僕のスターウォーズはついこの間完結したのである。
しかし。
何なんだこれは。
確かにCGは凄い。でもびっくりしない。
昔、SFXという言葉が物珍しかった時代、観客はまず「これ、一体どうやって撮ったんだ?」と驚くのが常だった。その後になって特番やら雑誌やらで、智恵と工夫とテクノロジーの粋を集めて想像を絶する映像が作られる過程が紹介されていたものだ。
そんな驚きは今時感じない。「CGだもん。何だってできるよ」とまず思ってしまうのだ。実際はCGだからといってそうそう何でもできる訳ではないのだが、そんな事情は観客にはわからないので、勢いCGは「魔法の杖」になってしまう。
つまり、今やビジュアルエフェクトそのものは映画の売り物にならないということだ。
ビジュアルエフェクトまで含めた画像の美しさと、ストーリー。そして会話。それが映画の価値を決める。
つまりは、技術の進歩とともにビジュアルエフェクトの相対的価値は低下し、映画の評価基準は昔ながらのごくごく平凡なものに戻ってしまったのだ。
そういう観点から見ると、このエピソード3は悲惨である。
はっきり言って見るに堪えない。
戦闘シーンは嫌というほど繰り返されるが、凝りすぎた結果情報量が増えすぎて、却って印象に残らないシーンがいくつもある。一度に大勢が喋ってしまうと、誰の話も聞けなくなるのと同じだ。
それとは逆にストーリーは至ってシンプルである。だが、このエピソード3の場合、ストーリーの帰着点が最初から観客にはわかってしまっている訳だ。
アナキン・スカイウォーカーはダース・ベイダーになるが、心のどこかにまだ善なるものを残している。
ダース・ベイダーは溶岩に焼かれて全身に火傷を負い、あのスーツとマスクを常に身につけなければならなくなった。
彼の双子の子供たちは別々の場所で育てられることになる。
クローン軍は皇帝の手先になる。
ヨーダは辺境の惑星に隠遁してしまう。
ジェダイはオビ・ワンとヨーダを残して全滅する。
ざっと考えても、見る前からこれだけのことは知っているのだ。
作り手にとって圧倒的に不利なこの条件下で、面白いストーリーを作るのは容易ではない。多分、相当天才的な脚本家でも意外性があってスリルのあるストーリーは作れないだろう。
となれば、後はどこまで掘り下げられるかということになるのだが、掘り下げができるほどにはストーリーそのものに時間が割かれていない。
ぷりょりょりょりょりょりょ、とか、ぶいーん、ぶいーん、とか、ばしょふしょしょりょしょしょ、とかそういう音のするシーンがたくさんあるので、とてもそんなことをしている暇はないのである。
どうも、全体的に言わずもがなの話を、やらずもがなのエフェクト満載で作ってしまった、蛇足超大作のような気がしてならない。多分、それは過去の三部作を手直しして、しかも新三部作との帳尻を合わせるために『ジェダイの帰還』のラストで現れるアナキンの幻影を差し替えた、極めて美しくない行為と繋がっているのだろう。
・・・まあ、ハリウッドなんてこんなもん、といえばそこまでなんすけどね。
by solcov
| 2005-09-18 22:35
| 映画