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壮大過ぎるバカ映画『パシフィック・リム』

スペイン人監督が日本の怪獣やロボットへの思い入れを遺憾なく詰め込んだド派手な映画として話題の『パシフィック・リム』。
スペインには昔から日本の特撮番組やアニメが大量輸出されていたらしいので、そういう趣味の映画監督が登場してもあながち不思議でもないのかも知れない。

映画の中身はというと、これはもう一言「バカ」である。
海底にある異次元トンネルから現れた怪獣(劇中でもKaijuと呼称されている)と、全長70メートルの巨大ロボットがくんずほぐれつの格闘を繰り広げる。
ただそれだけの話だ。

だが、バカ話も金をかけて本気で作るとここまでのものになるのか、と感心してしまうほどにこの映画は徹底的に作りこまれている。
ロボットも登場シーンこそかっこいいが(かっこよすぎて逆に笑えるレベル)、莫大な運用経費の問題も含めた裏方の苦労ぶりが要所要所に盛り込まれていて、だんだんと嘘が嘘に思えなくなってくる。
更に、菊地凛子の子供時代を演じる芦田愛菜の好演も物語のリアリティを増すのに一役買っていて、わずか数秒のシーンでこの壮大なバカ話は単なるバカ話ではなくなってしまうのだ。

かつて日本で流行した怪獣と巨大ロボットをネタにして、重要な役どころは日本人女優二人が担う、スペイン人監督が撮ったアメリカ映画。
かつて石ノ森章太郎は『ロボコップ』を見て真剣に悔しがっていたそうだが(石ノ森章太郎は『ロボット刑事』を『ロボコップ』よりもずっと昔に描いていた)、果たして日本の作り手はこの映画を見てどれくらい悔しがっているのだろう。


余談だが、僕が見た劇場ではオールCGで作られたという『キャプテン・ハーロック』と、実写版『ガッチャマン』予告編が流れていた。
この二つの予告編を見る限り、『パシフィック・リム』の元ネタを生み出した国の作り手たちは「バカ話をバカだと思われないように作る」ことに必死で、真剣にバカ話を作ろうとはしていないようだ。僕にはそれがどうにも子供じみたことのように思えてならない。
by solcov | 2013-08-14 00:45 | 映画

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