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『ちびくろさんぼ』のこと

岩波版の『ちびくろさんぼ』が一部復刊されるらしい。
一部、というのは元々二つ収録されていたお話のうち、一つだけが復刊されるということである。

何故この絵本が絶版になってしまったのか、一時新聞などにも取り上げられたから知っている人も多いと思うが、要は黒人差別が「普通のこと」だった時代の「常識」に基づいて書かれたものであるからだと僕は解釈している。




著者自身には黒人を差別する意図は無かった、とされている。ただ、その当時、彼女が置かれた環境の中では特に指弾されることもなかったであろう「常識」の範囲内で、子供が喜ぶ面白い話を書いたのだ(じゃあなんで「サンボ」なんていう名前を付けたのかという疑問もあるが、まあそれは措こう)。

僕は「アニメ」という名称で呼ばれるようになる以前の、古い「テレビまんが」が好きだ。
だが、そういう「テレビまんが」の中には、もう二度とテレビで再放送できないものが幾つかある。
また、古い時代劇にもそういうものがある。
差別用語がふんだんに使われているから。

例えば、『黄金バット』という「テレビまんが」がある。
この作品にはコミックリリーフとして「ドコノダレオ」くんというキャラクターが登場する。このダレオくんは、常におかしな行動を取る。歩き方も変だし、しゃべり方も変だ。
そして、ダレオくんはしょっちゅう失敗をしでかす。
そんなダレオくんに、周りの「まとも」なキャラクターたちは言う。
「バカだなあ、ダレオくんは」
「えへへへへへ、失敗しちゃった」
こんなものを放送できる訳がない。
だが『黄金バット』の製作者には知的障害者を差別する意図があっただろうか。
多分ないはずだ。
単に当時は問題にならなかった表現方法で、子供が喜ぶ滑稽な場面を作ろうとしただけであるはずだ。

だからといって、知的障害を持つ人やその家族が『黄金バット』を見ても傷つかずにいられるだろうか。

『ちびくろさんぼ』は確かに面白い。僕も子供の頃大好きだったし、今も実家には岩波版の絵本が残っている。
だが、それだけの理由でこの本が復刊されるべきだとは僕は思わない。

どうしても復刊したいなら、復刊を望んだ人々とそれに応じた人々が、責任を持って「この本は19世紀の暢気な女性が、自分の国が植民地にしてしまった国の人々の苦しみを想像することもせず、植民地から巻き上げた富でのうのうと暮らす自分の子供たちを喜ばせたい一心で植民地に住む子供たちを誤ったステロタイプに押し込め、その子供たちにも人格があるなどとは考えもせずに書いた本であること」を子供たちに教えて欲しいものだと思う。

この「サンボ」は「サンボマスター」の「サンボ」ではなく、元々「黒人とインディオの混血人」に対する蔑称である。そこから発展して、黒人と白人の混血、あるいは黒人そのものに対する蔑称としても使われたようだ。また、『ちびくろさんぼ』の物語自体はインドを舞台にしたもので、作者はインド人とアフリカ系黒人を混同している。
by solcov | 2005-03-02 19:53 |