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毎日一つずつ楽しいことを見つけて幸せに暮らす実験・・・のはずが現在K-POP+韓国ドラマ偏重中


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Romantic Couchとともに帰って来た彼女。

Romantic Couchのファーストアルバム「The House」がリリースされたのは、韓国製クラブミュージックがにわかに活気を帯びて、メジャーとマイナー、あるいはオーバーグラウンドとアンダーグラウンドの境目がなし崩し的に消滅しつつあった2007年のことである。彼らのアルバムは日本でも発売され、(一部の好事家に)高く評価されていたものである。
同じ年、Clazziquai Projectはグループとして破産状態に近づいていることをそこはかとなくアルバム「Love Child of The Century」から漂わせていたが、その一方でHouse Rulezは「Mojito」で衝撃的なデビューを飾り、明らかに一発屋としか思えないものを大量に含む無数のクラブ系アーティストたちは次々とデジタルシングルを発表した。2007年は「歌謡」とは違う新たなK-POPが姿を現そうとしていた年だったのだ。
その動きは2005年頃から始まっていたと思うが、現在海外進出を狙っている韓国ガールズグループの曲を手がけているミュージシャンの中にも、この時期に頭角を現した人が何人かいる(Romantic Couchの電子マンもその一人だ)。
そんな中、元祖セクシーディーバとして一世を風靡しながら、年齢相応の歌手として認められることのないまま引退した女性歌手がいた。引退の直接の原因は詐欺にあったことらしいが、彼女が久々にリリースしたアルバムは悲しいほどに時代遅れな内容で、韓国歌謡界に彼女の居場所が無くなってしまったことを逆説的にファンに示すものとなった。それがこのMVで踊りまくっているキム・ワンソンである。ちなみに歌っているのは全くの別人で、どういう経緯で贅沢過ぎとも無駄遣いとも言えるキャスティングが実現したのかは不明ながら、ともあれRomantic Couchが4年ぶりにリリースしたセカンドアルバムとともに彼女は帰って来たのだ。もちろん、彼女自身の新曲もRomantic Couchよりも一足先にちゃんと出ている。

僕が敬愛するミレーヌ・ファルメール様などとは比べるべくもないが、42歳という年齢を考えればこの色香と存在感、そしてスタイルの良さは尋常ではない。
かなり本気で世界市場を狙い始めたK-POPは、その目論見が成功するにせよしないにせよ、これから更に変化して行くだろうと思う。
その変化の波の中に、キム・ワンソンという往年の大スターがどのような形であれ、その存在を示し続けてくれることをかつてのファンは願ってしまうのであった。

・・・Romantic Couchの話は全然出なかったが、まあ世の中そうしたものである。一応言っておくと、このセカンドアルバムはファーストアルバムよりも間口を大幅に広げていて、かなり楽しめる内容となっている。
by solcov | 2011-05-17 23:40 | 音楽(K-POP)

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