毎日一つずつ楽しいことを見つけて幸せに暮らす実験・・・のはずが現在K-POP+韓国ドラマ偏重中
by solcov
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少女時代の新時代を開くか「The Boys」
last.fmというサービスがある。
会員になると、iPodやiPhone等のポータブル機器で聞いたものも含め、自分が聞いた音楽の履歴を自分のプロフィールとして記録しておくことができる。インターネットラジオの機能も備えているので、このサービスを通じて自分と音楽の好みの近い人を世界中から見つけ出し、交流することができるというサービスだ。
僕はlast.fmがスタートした頃から愛用しているが、ここ何年かでK-POPのリスナーは着実に増え続けているのを実感する。中東やヨーロッパの国籍で、少女時代やKARAの曲が履歴にずらりと並ぶlast.fmユーザーはもはやそう珍しい存在ではない。彼らは、それぞれの国の中では決して多数派ではないだろうと思われるが、インターネットの普及によって極めて広範囲に点在する状態になっていて、全体ではかなり大きな潜在市場になっているはずだ。
ファンの増加が必ずしも利益増に直結しないのがインターネットとデジタルコンテンツとの関係の難しいところだが、とりあえず韓国の音楽業界は頭打ちになった自国の市場から国外へと見込み客の獲得先を広げることに成功したとは言えると思う。
少女時代の第3集「The Boys」はそういうK-POPの現状をストレートに反映した内容になっている。タイトル曲「The Boys」はかつてニュー・ジャック・スウィングという独自のビートで一世を風靡したテディ・ライリーが手がけたことでも話題になっており、その他の曲もKenzie、Hitchhiker等、80年代サウンドにルーツを持ちつつも新しめの音を得意とするプロデュース陣を揃えた力作だ。しかも、世界同時リリースである。そして、今のところ反応は上々のようだ。
テディ・ライリーがツイッターで少女時代を持ち上げるついでに、先行してアメリカデビューしているWonder Girlsを貶めるような発言をしてしまい、軽く物議をかもしたりもしているようだが、このアルバムの完成度を考えれば、テディ・ライリーがそういうことを言いたくなっても何の不思議もないと思う。
KARAの最新アルバム『STEP』もそうだったのだが、このアルバムではアイドル歌謡的な「甘さ」は控え目になり、「Gee」や「Genie」のような「フックソング」も見られない。敢えて言うなら、60年代〜90年代にアメリカ市場でヒットした多様な曲を分解し、アジア風に再構成したような内容だ。幼さと可愛さを強調したい曲はオールディーズや80年代初頭のキャンディポップっぽく仕上げてあり、ダンス曲は完全に90年代以降のアメリカンスタイルである。
アメリカを制する者は世界を制するということなのだろうが、アメリカの音楽市場も諸外国からの借り物で成り立って来たような歴史があり、そこに又借りで成立した音楽を引っさげて乗り込むという蛮勇がどこまで功を奏するかはいささか疑問の余地があるし、制作陣も当然そんなことは百も承知だろう。
恐らく、真の狙いは世界規模のニッチ市場、上で挙げた膨大な「見込み客」を「顧客」に格上げすることだ。そのためには少女時代の曲を商品として彼らの手に届け、きちんと代価を回収する仕組みを構築しなければならない。物理的な記録媒体に頼らずとも音楽を販売できる今なら、それは必ずしも不可能なことではないが、前提条件として世界規模のオンライン音楽販売サービスの配信網に乗ることが必須となる。世界のiTunes Storeで同時に配信が始まったというのはまさにそういうことだと思われる。
動画配信サイトなどを利用した違法ダウンロードはそう簡単に撲滅できないだろうし、販路が確保できたことと売れることは別なわけだが、これはK-POPが世界の市場の中で生き残っていく上で非常に重要なステップであると思う。
ただ、一点気になるのは、世界のニッチ市場を狙うために韓国色を後退させるという選択が正しかったのかどうかだ。いつまでも同じようなアイドル歌謡ばかりやっていても飽きられるだけなのは確かだが、少女時代に「Gee」や「Oh!」の路線を求めているファンはまだまだ多いと思う(まあ、そういうのは新人に任せておけば・・・とも言えるわけだが)。
関係ないが、この状態になってもまだサニーとヒョヨンを『青春不敗2』に出演させるというのもある意味凄い英断だと思う。
会員になると、iPodやiPhone等のポータブル機器で聞いたものも含め、自分が聞いた音楽の履歴を自分のプロフィールとして記録しておくことができる。インターネットラジオの機能も備えているので、このサービスを通じて自分と音楽の好みの近い人を世界中から見つけ出し、交流することができるというサービスだ。
僕はlast.fmがスタートした頃から愛用しているが、ここ何年かでK-POPのリスナーは着実に増え続けているのを実感する。中東やヨーロッパの国籍で、少女時代やKARAの曲が履歴にずらりと並ぶlast.fmユーザーはもはやそう珍しい存在ではない。彼らは、それぞれの国の中では決して多数派ではないだろうと思われるが、インターネットの普及によって極めて広範囲に点在する状態になっていて、全体ではかなり大きな潜在市場になっているはずだ。
ファンの増加が必ずしも利益増に直結しないのがインターネットとデジタルコンテンツとの関係の難しいところだが、とりあえず韓国の音楽業界は頭打ちになった自国の市場から国外へと見込み客の獲得先を広げることに成功したとは言えると思う。
少女時代の第3集「The Boys」はそういうK-POPの現状をストレートに反映した内容になっている。タイトル曲「The Boys」はかつてニュー・ジャック・スウィングという独自のビートで一世を風靡したテディ・ライリーが手がけたことでも話題になっており、その他の曲もKenzie、Hitchhiker等、80年代サウンドにルーツを持ちつつも新しめの音を得意とするプロデュース陣を揃えた力作だ。しかも、世界同時リリースである。そして、今のところ反応は上々のようだ。
テディ・ライリーがツイッターで少女時代を持ち上げるついでに、先行してアメリカデビューしているWonder Girlsを貶めるような発言をしてしまい、軽く物議をかもしたりもしているようだが、このアルバムの完成度を考えれば、テディ・ライリーがそういうことを言いたくなっても何の不思議もないと思う。
KARAの最新アルバム『STEP』もそうだったのだが、このアルバムではアイドル歌謡的な「甘さ」は控え目になり、「Gee」や「Genie」のような「フックソング」も見られない。敢えて言うなら、60年代〜90年代にアメリカ市場でヒットした多様な曲を分解し、アジア風に再構成したような内容だ。幼さと可愛さを強調したい曲はオールディーズや80年代初頭のキャンディポップっぽく仕上げてあり、ダンス曲は完全に90年代以降のアメリカンスタイルである。
アメリカを制する者は世界を制するということなのだろうが、アメリカの音楽市場も諸外国からの借り物で成り立って来たような歴史があり、そこに又借りで成立した音楽を引っさげて乗り込むという蛮勇がどこまで功を奏するかはいささか疑問の余地があるし、制作陣も当然そんなことは百も承知だろう。
恐らく、真の狙いは世界規模のニッチ市場、上で挙げた膨大な「見込み客」を「顧客」に格上げすることだ。そのためには少女時代の曲を商品として彼らの手に届け、きちんと代価を回収する仕組みを構築しなければならない。物理的な記録媒体に頼らずとも音楽を販売できる今なら、それは必ずしも不可能なことではないが、前提条件として世界規模のオンライン音楽販売サービスの配信網に乗ることが必須となる。世界のiTunes Storeで同時に配信が始まったというのはまさにそういうことだと思われる。
動画配信サイトなどを利用した違法ダウンロードはそう簡単に撲滅できないだろうし、販路が確保できたことと売れることは別なわけだが、これはK-POPが世界の市場の中で生き残っていく上で非常に重要なステップであると思う。
ただ、一点気になるのは、世界のニッチ市場を狙うために韓国色を後退させるという選択が正しかったのかどうかだ。いつまでも同じようなアイドル歌謡ばかりやっていても飽きられるだけなのは確かだが、少女時代に「Gee」や「Oh!」の路線を求めているファンはまだまだ多いと思う(まあ、そういうのは新人に任せておけば・・・とも言えるわけだが)。
関係ないが、この状態になってもまだサニーとヒョヨンを『青春不敗2』に出演させるというのもある意味凄い英断だと思う。
by solcov
| 2011-10-23 22:33
| 音楽(K-POP)